徳島県三好郡東みよし町稲持
1986(昭和61年)〜1989年(平成元年)の橋の建設に伴う発掘調査により、4軒の竪穴住居跡や箱式石棺と積石墓が確認された。遺跡内において生活域と墓域がうかがえる例である。
また、竪穴住居跡からは吉野川で採取される蛇紋岩を用いた勾玉とその未製品や原石、剥片などが出土し、それらとともに筋砥石・叩石・台石が出土した。このことから、稲持遺跡は四国内においても稀少な勾玉を製作・加工していた玉作の遺跡であることがわかった。特に、製作工程が復元できる遺跡は少なく、貴重な調査例と言える。蛇紋岩製勾玉は、黒谷川郡頭遺跡や別所遺跡
、貞光前田遺跡、若杉山遺跡など広範囲の遺跡から出土しており、重要な交易品の一つであったと考えられる。
なお、出土遺物の一部は徳島県立埋蔵文化財総合センターで常設展示している。
調査中の稲持遺跡
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| Page Name : | 東みよし町/稲持遺跡 |
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